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e-waldorf newsletter no.16

クリスマス前のフェスティバル
2010.12.21

冬至、満月、皆既月食の重なる2010年。
皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

クリスマスまでの4週間のアドベントも終わりですね。
みなさんはアドベントをどのようにお祝いされたでしょ
うか。

シュタイナー学校で、この季節をどのようにお祝いする
のか、ここでまとめてご紹介します。

マーティンマス(11月11日)

騎士である聖マーティンは、寒い冬の間に馬に乗ってい
る時に乞食に出会います。寒くて震えていた乞食は、マー
ティンに物乞いをします。マーティンは、乞食にとりあわ
ずその場を去るのですが、気が変わって乞食のところに戻
り、マーティン自身を包んでいたマントを2つに切り裂い
て、半分を乞食に渡します。

後日、マーティンの夢の中に乞食が現れます。夢の中で、
その乞食が、実は、キリスト自身であったことを知るので
す。

この出来事から、聖マーティンは、兄弟愛、心遣い、共有
を象徴する人とみなされ、それにちなんでお祝いします。

このマーティンマスを、シュタイナー学校ではランタン
ウォークの行事で祝います。子供達手づくりのランタンに
ろうそくの火を灯して、暗闇の中をランタンの光をたより
に歩きます。

アドベントの始まり

アドベントスパイラルでお祝いします。
シュタイナー幼稚園から小学校低学年くらいまでの小さい
子供達を中心にするお祭りです。

スパイラルの形に並べられた植物(常緑樹の枝、もみの木
や針葉植物の枝、宿り木など)の中央にろうそくの光。
子供達が暗闇の中、一人で、スパイラルを歩き中央へ向かい
ます。中央のロウソクから、りんごロウソクに火をつけて、
スパイラルを逆方向へ辿って外へ向かいます。途中で、手に
もっていたリンゴろうそくを、スパイラルの植物のところに
置いてきます。

暗い季節に、光を絶やさないだけでなく、光を自分の内の
中に明るく育てていく象徴的な行事です。

ここで、シュタイナーのアドベントの詩をご紹介しますね。


アドベントの最初の光は、石の光。
クリスタルや、貝殻、骨に生きる光。

2つめの光は、植物の光。
私たちが生きて育つための、根と、茎、葉、花、果実。

3つめの光は、獣たちの光。
農場の家畜、畑や森、空中や海に生きる動物たち。
皆が、偉大かつ極小の中での誕生を待っている。

4つめの光は、人類の光
与え、理解するための、愛の光と思慮の光。

(Waldorf Homeschoolersウェブサイトより)


この詩にあるように、アドベント第一週は、クリスタルや石
や貝殻などをテーブルに飾り、4本立てたろうそくのうち1本
に光を灯します。

第二週目に入り、リースや他の植物を飾り、1本目と2本目の
ろうそくに火を灯します。

第三週目は、動物たちを。動物の形の木のおもちゃなどを飾り、
1/2/3本目のろうそくに火を灯します。

第4週目、最後の週には、人の形のものを。木のおもちゃでも
いいですし、キリストの誕生を祝ってメアリーを形どった人形
を飾ります。そして、4本全部のろうそくに火を灯します。

アドベントの最中に「聖ニコラスのお祭り」もありますね。

聖ニコラスのお祝い(12月6日)

聖ニコラスは、子供達や貧しい人たちに贈り物をする聖人。
ある日、森の中で、人間とも動物とも思えない生き物に遭遇
します。金属の罠にかかって傷ついて苦しんでいたその生き
物を助け出し、家につれて帰り、自分のベッドに休ませて介
抱します。体をきれいに洗い、伸びていた爪や髪を切ったら、
小さな人間であることが分かります。小さい頃に森に捨てら
れたこの人間は、人間の言葉も知らないし、まっすぐ立つこ
とさえできません。そんな彼を親切に世話をし、「ルパート」
と名付け、言葉を教えたり、神様のことを教えました。
そんなニコラスを敬い、慕ったルパートは、いつでもニコラ
スの後をついて、荷物を持ち運び、ニコラスを助けます。

聖ニコラスが年老いて亡くなった後、天国でニコラスはルパー
トがいなくて寂しくてたまりません。そして昔、ルパートが
「ニコラスさまの行く所ならどこでもついて行きます」と言っ
ていたことを思い出します。ニコラスが、天使に、ルパートを
天国へ連れてきても良いかと訊ねると「ルパートに聞いてごら
んなさい。ルパートが天国までついてくると言えば、連れて
きてもいいでしょう」といいます。そこでニコラスはルパート
に訊ね、ルパートは喜んで敬愛するニコラスについてくるの
です。

ニコラスの天国での誕生日12月6日になると、地上に降りて
きて、ニコラスを待ち望んでいる子供達に贈り物を持ってきま
す。もちろん、ルパートもいっしょに。

そんなお話をもとに、シュタイナー学校では、スタッフが聖
ニコラスとルパートに扮装して、子供達ひとりひとりに贈り物
を持ってくるのです。



参考:St. Nicholas Center ウェブサイト
http://wtnicholascenter.org/


聖ニコラスのことを調べていたら、また素敵な逸話を見つけ
ました。後日、私のブログ 
http://ameblo.jp/e-waldorf/
で、要約を書こうと思います。



また、ご感想、ご意見などありましたら、どうぞお気軽に
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第1号では、粘土造形、フォルメン、オイリュトミーの
ワークショップ。

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