HOME > 記事 >newsletter no.21

e-waldorf newsletter no.22

「子どもを甘えから抜け出させる方法」
2011.6.3

皆さん、おかわりありませんか?

今年は、早い梅雨に入った日本。
地震に放射能に台風に、早い梅雨入り・・・。
日本は何を試されているのでしょうか。

インターネットのお陰で、日本の情報が、日本国内、
海外両方の情報源から時間差なしに流れて来ます。

日本からの暗い話題に触れる度に、ここイギリスの
のどかな田舎の美しい景色や空、澄んだ空気を、日本
まで届けたい気持ちになります。

とりあえず、ブログで頑張って写真をアップ中です
http://ameblo.jp/e-waldorf/ 
雰囲気だけでも届くでしょうか~(笑)



さて、今回のテーマは「子どもを甘えから抜け出させる
方法」シュタイナー教育の雑誌"Renewal"の記事に添って、
私の考えを少し綴ってみます。

私自身、子育て中の親です。(7歳、6歳の息子)
この文章を書きながら、親として、自分の姿を省みつつ、
みなさんと一緒に学んでいきたいと思っています。



この記事でとりあげられていた本は
"How to unspoil your child Fast"
by Richard Bromfield
です。著者は、ハーバード医科大学の博士。子どものいる
家族の暮らしを専門とする心理学者です。

日本での育児状況は、まだアメリカよりマシではないかと
思うのですが、アメリカ(イギリスでも)全身ブランドもの
で着飾り、ジュエリー、化粧品もブランドもので固めている
中学生がいます。

リチャードも、プレイモビール(乗り物のおもちゃ)を買う
ために何百ドルという「自分の」お金を持っている幼稚園児
がいるという例や、95%の親が子どもに贅沢をさせている
と感じているという統計結果も出しています。

「速攻で」こどもの甘やかし癖を直す方法として、彼は10
個のポイントをあげています。

1. コミットメント、約束
子ども達を導く態度が堅固であれば、その分、子ども達も
親のやり方を習うようになります。親の態度があいまいで
あると、子ども達はその甘い態度を見透します。

2.親の意志を明確に、具体的に伝えること
親が子どもになにを期待しているのかをはっきりとした
言葉で伝える。あいまいな言葉は絶対に使わない。具体的に
言い、一度決めたらやり通す。

3.「買収」のない家庭環境
買収は、一時的には効果があるように思えるかもしれません。
でも、長い人生を見てみると、買収の癖はあとで高いものに
つきます。

4.交渉
親と子の間での交渉は行わない。問題があれば、交渉では
なくて、子どもにちゃんと説明して親の意志を伝えること。

5.親が権威になる
親が独裁者になるというわけではなく、親として理解のある
「権威」になるということ。
「どうして○○しなきゃいけないの?」
という子どもの問いに対して、
「私(親)がそう言うからよ」
という答えはいつも正しいとは言えないけれど、それが必要
である場合も確かにある。また、親の愛情を基にした権威と
しての存在が確立できていれば、それが通るのです。

6.子どもに買うものを少なくする
この1週間で子どもに使ったお金を数えてみましょう。おも
ちゃ、本、文房具、服、おやつ、スポーツ用品、娯楽、習い
事・・・。合計金額を見て驚くのではないでしょうか。

7.自分に買うものも少なくする
子どもにとって、一番影響力の強いモデルになっているのが
親です。子どもは、親がいつもインターネットで、何か良い
ものはないかとサーフィンしているのを知っています。

8.本当の努力にご褒美を
何でも褒めて子育てしようというのは間違いです。子ども
は、口先だけの褒め言葉から自信を育むことはありません。
子どもが難しいタスクに挑んだとき、その結果や努力に対
して心からの褒め言葉を。

9.子ども達と時間を過ごす
お金を使うことではなくて、時間を使って家族のアクティ
ビティや体験をしましょう。ショッピングモールではなく
て、森の中や公園で時間を過ごしましょう。

10.やり遂げましょう
脱甘やかしの過程で、子どもも抵抗したり主張します。
子どもの見せかけの涙やかんしゃくにも凛とした姿勢で
立ち向かえるよう、心構えをしておきましょう。



と、ここまで、彼のあげた10項目を簡単にまとめてみ
ました。

さて、読者の皆さんはどう思われますか?

お恥ずかしい話ですが、私はつい、夜寝る前の準備をする
ことを「お話を読む」ことで買収してしまうことがありま
す。「早く準備できたらお話してあげるね」と。

本来ならば、そうやって買収するのではなく、辛抱強く子
ども達に添いながら準備をさせることが大切なのでしょう
が、一日の疲れがどっと出てくる夜は、つい。
私も、もうひといき、頑張らねば・・・というところです。

そして、「本当の努力にご褒美を」というところが、意外
と難しいのかもしれない・・・とも思います。ご褒美をあ
げるところが難しいのではなく、今の子ども達に「挑戦で
きるタスク」を与えることが難しいのではないかと。

物でもタスクでも、与えられ過ぎ傾向のある現代の子ども
達は、飽和状態になっていて、更なるタスクに取り組む余
力もないように思います。「挑戦」を喜んでするためには、
やはりある程度ハングリー精神が必要なのだろうと思いま
すし、それには、甘やかされた状態を脱する必要があるの
でしょうね。

そして、子どもにちょうどいい程度の挑戦になるタスクと
いうのは、やはり、子どもを良く見ていてこそ分かること
です。子どもとの時間、権威としての親の在り方、お金を
使いすぎない、はっきりとした約束・・・すべてが繋がっ
てきますね。

それにしても、やはり子育ては、自分を振り返り、自分を
変え、成長していくところから。

一緒に頑張っていきましょう♪





e-waldorf inspiration volume 3 好評発売中

粘土造形3「非対称の形への変型」
ハンドワーク2「棒針編みの基礎1」
ハンドワーク3「棒針編みの基礎2〜フルートケース」
フォルメン3「直線と曲線」
フォルメン4「連続するフォルム」
本:28ページ(フルカラー)
DVD:約30分 
言語:日本語
販売価格:4800円(イギリスからの送料/手数料込み)

http://books.e-waldorf.com/index.php?inspiration

e-waldorf Single Workshop "spiral" 690円
も好評発売中!


inspiration で継続しての学び♪
inspiration 通信講座
年間 inspiration 4号分で 16000円

http://books.e-waldorf.com/index.php?inspiration%20subscription


オンライン・ワークショップも好評です。
http://course.e-waldorf.com/