HOME > 記事 >newsletter no.7

「ウォルドルフ学校カリキュラム1/2年生」

2010/2/25

ユージーン・シュワルツの記事
「ウォルドルフ学校カリキュラム 1年生」に加えて、
「ウォルドルフ学校カリキュラム 2年生」を翻訳し、
公開しました。

「ウォルドルフ学校カリキュラム 1年生」


「ウォルドルフ学校カリキュラム 2年生」



参考までに、著者ユージーンのプロフィールはこちら ↓

ユージーン・シュワルツ




プロの翻訳者には語学力が程遠いので、翻訳文に拙い部分
があります。大きな心でもって、読んでいただけたら嬉し
いです。

また、翻訳文で
「こうしたらもっと良い文になるよ〜」
というような提案、アドバイスなどがありましたら、どうぞ
お気軽にメッセージをいただけたら嬉しいです。

皆さんにご協力いただいて、翻訳がより良いものになって、多
くの人のお役に立てればこんなに嬉しいことはありません。

さて、このカリキュラムの内容ですが、
本文にも書かれている通り、2年生は1年生の延長上にあり、
1年生の内容に付加する形になっています。

ユージーンはアメリカのシュタイナー学校の状況を基にして、
このカリキュラムを書いていますので、日本の状況とは少し
違っています。

今日は、少し、日本の一般的なカリキュラムと比べつつ、
算数について少し書いてみたいと思います。

日本のカリキュラムとの大きな違いは、

  • 九九を12の段まで覚えること。
  • 足し算→引き算→掛け算→割り算というように、演算を1つ
    1つ切り離して学習していくのではなく、4つの演算を同時に
    学習していくこと。
  • 演算に気質の考えを使い、頭で理解するだけでなく、心を通
    して理解する。

でしょうか。

そして、学習方法として、リズムを使ったアクティビティや
ゲーム、歌などを多用します。シュタイナー学校では、最初
はこのようなアクティビティ中心に演算の練習を進めていき
ます。

このリズムを使ったアクティビティで、頭で覚える「勉強」
ではなく、身体を使って練習し、数を身につけることができ
ます。もちろん、繰り返し練習することができるし、楽しみ
ながら数を習うことができるというのも理由のひとつです。

でも、数の概念の質が、音楽に近いものであることだから、
リズムを使って数を習うのだ・・・ということも大事なポイ
ントです。

音楽の規則性は、数字の規則性、数の性質と同様の本質を
持っています。数は秩序のあるものです。その質を子ども達
が、数を習い始めた時から、身体で感じ取っていくことはと
ても大切だと思います。ある意味、この時期だからこそ、数
の質に対する感覚が、心魂に染み渡る学習になるのだと思い
ます。

もう少し大きくなってから、算数、数学の美しさを学びます。
数字の秩序の美しさ、完璧な論理の美しさなどです。
この「美しさ」を、心から感じ取れる人というのは、小さい
ころに、身体でリズムをとりながら、数の美しさ、規則性、
音楽性を感じ取った体験からこそくるのだと思うのです。

でも、こういうアクティビティ「だけ」していたのでは、
やっぱり計算力は定着しません。

リズムに合わせて身体を動かし、楽しみながらたっぷりと演
算を練習したあとに、計算ドリルに取り組むことも大切です。

ドリルだけでも、アクティビティだけでも、片手落ち。
うまくバランスがとれるように、学習していけるといいですね。